三咲悠斗は後悔していた。
友達にどうしてもと頼まれて代わりに来たバイトは飲食店だった。
派手でいかがわしい通りの、薄暗い路地裏。会員制のバーだと言うその店で働くのは悠斗くらいの青年達だった。
表通りの女の子がお酌をする風俗とは違い、ただの男が給仕するだけなのだから健全なお店だ。
悠斗はそう聞いていた。
しかし、ひとつおかしな所は、この店の制服は胸が丸見えな所だ。袖もズボンも長く、キッチリした制服なのに、胸部にだけ布が無い。その制服を見て、悠斗は何故従業員同士でシフトのやり取りをしないのかと疑問に思いつつも友人に聞かなかったのだと数時間前の自分を罵倒する。
別に男の胸なのだから出していてもいかがわしくはない。
いつも海水浴場やプールでは尻回り以外は全てさらけ出していた。
しかし、この制服を着た瞬間、自分の胸が酷くいやらしいのではないかと悠斗は思ってしまった。
何の変鉄もない男の胸であるのに、他を全て隠し、ここだけを露出すると、なんだか恥ずかしい気持ちになる。
悠斗はこの制服では人前に出たくないと思ったが、バイトは既に請け負ってしまっている。
せめて朝までしっかりとこの格好で接客をしなければならない。
他の店員も少し恥ずかしげに、それでもみんな慣れているのかフロアに出ていった。
悠斗もソレに倣ってフロアに足を踏み出した。
「あぁん❤」
その瞬間、客席のソファから甘い声が聞こえた。
「もぉー、おっぱいだけですからね❤」
おっぱい、確かにそう言った声は男のものだった。
男の胸はおっぱいと言うのか? と、悠斗はここがどういった店なのか分からず唖然とその場に立ち尽くした。どうすべきなのか分からずに目の前の淫靡な光景をただ眺めていると、背後から声を掛けられビクリと身体を震わせた。
「あ、君!」
「ひっ……!?」
「山田くんの代わりの子だね? 大丈夫、すぐに慣れるよ。お客様にお酒を運んでおしゃべりするだけの簡単なお仕事だから。お客様も触るのはおっぱいだけだしね。男の子だもんね? 女の子じゃないからおっぱい触られても平気だよね??」
「えぇっ……!? 」
店長らしき人物が仕事内容の説明をする。しかし突如、その途中で悠斗の胸を背後から鷲掴んだ。
「んぅ……ッ♡」
意識しはじめたばかりの胸を背後から強く揉まれ、悠斗はそこに触れられるのが酷く恥ずかしく感じた。
「あのっ、胸は……あんっ♡」
「胸じゃないよぉ、ここはおっぱい。ミサキちゃんのここは今日はエッチなおっぱいなの」
「あぁあっ♡ おっぱぃ……?♡♡♡」
両胸の先っぽ、まだ薄いオレンジ色だった乳首をギュウッと摘ままれ、悠斗は悲鳴を上げた。
意識したことも無かったそこはその瞬間、硬く凝り、露出した箇所全体が快感を拾うおっぱいになってしまう。
「そう、もうここはおっぱいだよ。男の子のおっぱいはとってもエッチだけど、女の子のじゃないから見せても触られても良いんだよ。お客さんにいっぱい可愛がってもらおうね」
「ひゃぃっ♡ 頑張りまひゅっ♡♡♡♡」
「うん! エッチな良い返事だ。じゃあこのお酒をあの席のお客さんに運んでね。そのままお客さんがいいって言うまで同じソファに座ってるんだよ?」
「あっ♡ はひっ♡♡♡」
店長にされるがままにグニグニとおっぱいを揉まれ、甘い声を抑えられない悠斗は自分がそうされるのが当たり前の存在堕ちてしまったのだと理解した。
トレーにグラスとボトルを乗せて、悠斗は乳首をキュンキュンとさせて客席へと向かった。
「お待たせいたしました。こちらをどうぞ♡」
ゆっくりとトレーをテーブルに乗せて、悠斗もお客さんの隣に座る。そしてグラスを客の前に置いてボトルを開けた。
「ふむ、ありがとう。見ない顔だけど、君は新人かな?」
「はい、今日だけ山田くんの代わりで入らせてもらいました。ミサキと申します♡」
客は中年くらいの男で中肉中背の普通の男だったが、服の仕立ては良さそうで悠斗にも金持ちそうだと分かった。
「そうか、今日だけか。勿体無いなぁ? こんなに才能がありそうなのに」
「きゃぁんっ♡ 冷たいですぅ♡♡♡」
冷えたグラスを急に乳首に当てられ悠斗は悲鳴を上げた。
その反応に客は気を良くした様に笑い、更にグラスをぐりぐりと乳首に当てる。
「やはり、才能があるんじゃないか。ここで気持ち良くなるのは素晴らしい能力だ。このいやらしいおっぱいは男に味わわれるためにあるんだよ?」
「あうぅっ♡ 勿論、本日はこのエッチなおっぱいをいっぱい味わってください♡♡♡ でも、先にご注文のお酒を味わっていただかないと、僕が叱られちゃいますのでっ……♡」
「おや、これは失礼したね。あまりにも美味しそうなおっぱいだから先走ってしまったよ。それじゃあお酒をついでもらおうか」
「あぁんっ……♡ はい♡」
最後に特に強く乳首を押し潰してから客は悠斗の乳首を解放した。
冷たいグラスで散々虐められた乳首は先程よりもぷっくりと腫れ上がって赤くなってしまっていた。もう空気が触れるのも辛いけれども、仕事は大切なので悠斗は我慢して丁寧に客にお酒をついだ。
「ミサキちゃんはこういうのには慣れているのかな? ハジメテにしては、とっても気持ち良さそうにしているね」
「あっ、いえ♡ 僕はこういうの初めてなんですけど♡ 何か……おっぱいだけ出してるのが恥ずかしくて。男の子のおっぱいだから大丈夫なのに、エッチな気分になっちゃって……♡」
「ふふっ、それは正しいよ。ミサキちゃんは男の子だから恥ずかしく無いはずなのに、意識しちゃったからミサキちゃんのおっぱいはいやらしくなっちゃったんだ。ミサキちゃんが悪いんだよ?」
お酒を口に運びながら、客はいやらしい目で悠斗のおっぱいを見つめた。
そして、グラスを空にするとおもむろに手を伸ばす。
「あんっ♡♡♡」
「こんなに乳首を硬くするなんて、ミサキちゃんはエッチな子だね?」
「~~~っ♡♡♡」
掌で乳首を押し潰しながら、客は悠斗のおっぱい全体を両手で揉みしだいた。
筋肉とその上に乗ったふにふにの脂肪が形が変わってしまいそうなくらい強く、しかし我慢できる程度に掌で味わう。
「ひっ……んぅ♡」
「エッチなミサキちゃんは乳首潰されながらおっぱい揉まれるのが気持ち良いのかな?」
「気持ち良いっ♡ すごぃっ♡♡♡」
男の掌によって悠斗のおっぱいは哀れな程にぐにぐにと形を変える。
硬い掌が乳首を擦り、自分のいやらしいおっぱいを男の欲望のままに揉まれているという事実が悠斗を辱しめ快楽を与えていた。
「まったく、男の子のだからおっぱい触られても大丈夫なハズなのに、ミサキちゃんはいやらしい子だね?」
「ごめんなさいっ♡ 僕のおっぱいがいやらしいのがいけないんですぅ♡♡♡」
「ううん、いけなくないよ。えっちなミサキちゃんのいやらしいおっぱいはとっても良い。悪いのは今まで意識せずに放っていたミサキちゃんだよ。このおっぱいは男に虐められたがってるのに……」
「あぁっ♡♡♡」
ぐにぐにと揉まれていたおっぱいを一度解放し、客は先っぽをピンっと弾いた。
「ごめんなさい……♡」
「うん。じゃあ今日からはおっぱいに正直に生きようね? このいやらしいおっぱいはどうされたいのかな?」
「あぅ……僕のいやらしいおっぱいはお客様にいっぱい揉んでいただきたがってます♡ ビンビンになった乳首もたくさん虐めてください♡♡♡」
そんな事は一度も思ったことは無かった。しかし、いやらしくなってしまったおっぱいだけを出してそこを見つめられるとジンジンと疼く様で悠斗は我慢できずに背を反らしておっぱいを差し出した。
ツンッと尖った乳首を客は人差し指でプニプニと押し潰す。
「ここはたくさん虐められたがってるんだね? いやらしいおっぱいのドエム乳首ちゃんは仕方の無い子だねぇ?」
「ひゃぁぁぁっ♡♡♡♡♡」
その言葉と一緒に、プニプニ押されるだけだった乳首をギュウッと摘ままれ悠斗はイッてしまった。
視界がチカチカして無意識に腰が揺れてしまう。おちんちんから精液が溢れてパンツとズボンが濡れた。
「おっ♡ あぁぁ……♡♡♡」
「おやおや、イッちゃったかぁ。可哀想に。でも男の子のおっぱいだから触ってもいいんだからおちんちんは出しちゃダメだよ? おっぱいだけ虐めてあげるからね??」
「ぁー……♡ は、ぁ♡♡♡」
息も絶え絶えの悠斗はぐったりとソファに背中を預けてしまう。客の前でこんな態度ではいけないと思いつつも初めての乳首イキに力が抜けてしまっていた。
「可愛いねぇ、可愛いからいっぱい虐めちゃう」
「ひぁ゛ぁぁぁぁぁああっ♡♡♡♡♡♡」
ギュウッと摘ままれた乳首をそのままグリグリされ悠斗は腰を振りたくってイッた。
ビンビンに尖った乳首を摘ままれて痛いのにその痛みが気持ち良くて仕方が無い。
「初めてのおっぱいでいっぱい気持ち良くなれて偉いねぇ?」
悠斗の痴体に客はニヤニヤと笑いながら舌舐めずりをした。
「じゃあ、そろそろミサキちゃんのおっぱいを味わうね?」
「ふぇ♡♡♡」
悠斗が客の言葉を認識した次の瞬間、今まで以上の快感が悠斗の頭を支配した。
「にゃぁ゛ぁあああああっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
ジュゥウウウウウウッ♡♡♡
酷い音を立てて乳首に吸い付かれ、男の口に貪られる悠斗は悲鳴を上げた。
気が付けば店全体から同じような嬌声が上がっていた。
「ふふ、ミサキちゃんのおっぱい美味しいよ」
「ひゃああっ♡♡♡♡♡ ありがっ♡♡♡ とぉ♡ ございますぅぅ♡♡♡♡♡♡」
「ふにふにのおっぱいとコリコリの乳首が最高だよ」
「あ゛ぁっ♡ あ゛ぁぁあああああっ♡♡♡♡♡」
吸われ、舐められ、時には歯を立てられ悠斗は何度イッてしまったか分からないほど股間をしとどに濡らしていた。
胸元に寄せられた客の頭をギュウギュウと抱きしめ、しかし背中は反らして腰を振りたくる悠斗の姿は淫乱としか言いようのないものだった。
「しゅごいぃぃ♡♡♡♡♡ おっぱぃ♡ しゅごっ♡♡♡♡♡ 気持ちいぃのぉおおおおおっ♡♡♡♡♡♡♡」
「そんな事言って、ミサキちゃん僕の脚におちんちん擦りつけてオナニーしてるじゃないか」
どんなに激しく動いてもソファがガタつくことはなく悠斗は逃げ場のない快感を享受する。何度もイカされてスラックスからネバついた液が漏れだしてしまっているがここは健全な店であるため服を脱ぐことはゆるされない。
ヌルヌルした体液の感触とスラックスの布の感触がいきり立つ悠斗のモノを刺激した。
「あっ♡ あんっ♡♡♡♡ らってぇ♡♡♡♡♡♡♡ もっ♡♡♡♡ らめぇ♡♡♡♡♡♡」
「お仕事中にお客様の脚でオナニーしちゃうなんてイケない子だ」
「ひんっ♡♡♡♡ ごめんなしゃぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
男は悠斗の股間をグリッと蹴り上げると同時に両方の乳首をギュウッとつねり上げた。
その刺激で悠斗はまた絶頂を迎え情けないイキ顔を晒す。
「今日だけだからって甘えてるのかな? そういうのはダメだと思うなぁ」
「ちがっ♡♡♡♡♡」
「ここは健全な男の子のおっぱいを楽しむお店なのにおちんちんオナニーするなんて……」
ギュウギュウグリグリと悠斗の急所を責めながら男は言葉を続ける。
「まだまだ閉店時間まであるんだから、コレはもうお仕置きと躾が必要だね?」
「ふぇ♡♡♡」
その言葉を悠斗が理解する前に男はテーブルのベルを鳴らす。すると店長が慌てた様子も無くやってきた。
「いかがなさいましたか?」
「この子が私のスラックスを汚してしまってね」
「あぁ、これは申し訳ございません。ただいま替えをご用意いたしますのでミサキと共に奥の部屋へどうぞ」
「あぁ」
店長の言葉に鷹揚に頷くと男は悠斗の乳首を引っ張りソファから立たせた。
「ひぁ゛あっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
痛いはずの刺激にも甘い声を上げる悠斗を店長はニヤニヤと笑いながら見つめた。
「随分と可愛がってもらえてる様で……。しかし、お客様のお洋服を汚してしまったんだ。君には少しお仕置きが必要だね?」
「まぁまぁ。僕もすごく楽しませてもらったんだ。ここは僕がお仕置きと躾をするという事でどうだろうか」
「ソレは良い案ですね。ミサキ、しっかり躾けてもらいなさい」
「ひゃい♡」
男と店長に片方ずつ乳首を引っ張られ悠斗はへっぴり腰で店の奥へと連れていかれた。
ワケの分からない状況なのに悠斗は快楽に流されて既にアルバイトなどどうでも良くなってしまっていた。
「こちらのお部屋へどうぞ」
連れていかれた先は確かに懲罰部屋と言うに相応しいコンクリート打ちっぱなしの壁にいくつかの拘束器具の様なもの、そしてやけに豪華なベットが場違いに置いてある部屋だった。いわゆるVIPルームというヤツだと風俗初心者の悠斗にも分かった。
店長が出ていくと悠斗と男が二人きりになる。
そして特に脱がされるという事も無く、器具の一つのX字に張り付けられた。
「んっ♡」
手足だけでは無く腰も固定され負担は無いが完全に動けない。
「さて、君にはお仕置きをしないとね」
逃げることもできない状態で、丸出しのおっぱいを撫でられ悠斗は甘い悲鳴を上げる。
客席で揉まれ引っ張られ、舐められ、吸われた乳首が真っ赤に主張している。
初めての乳首快楽に既に頭はフワフワとしていて、もう逃げる意思はない。それどころか、これ以上の何をされてしまうのかと、悠斗は期待を隠せないとろけた声で返事をした。
「ふぁい♡ よろしくお願いします♡♡♡」
END